Interview01
患者さんとより深い
関係を築き、ベストな
ケアを選んでいく
Doctor医師林 健太郎
Necessities of home
medical care.
ご自宅でも安心して過ごせるように

入職する前は大学医局の専門医として勤務していました。おもに頭頸部がんの患者さんを診療するなかで、終末期の患者に対する受け入れ病院が少ない現状を痛感。がんの終末期となり、ご自宅で過ごされることに不安を抱える方や、そのご家族の声を耳にすることも少なくありませんでした。日々現場で「受け皿」が足りていないと感じていたことが、訪問診療に携わろうと決意したきっかけです。訪問診療の事業所はまだ十分な数とはいえず、終末期の患者さんがご自宅で安心して過ごすための支えになりたいと思い、こちらに転職しました。

医師としての仕事内容は大きく変わった

仕事内容はガラッと変わりました。以前は手術の腕を磨くことが務めだと積極的に取り組んでいました。一方で治療前に行うIC(インフォームド・コンセント)はもちろん、外来の方やそのご家族とお話しする時間も好きだったので、訪問診療に携わり始めてから、患者さんやそのご家族と接する機会が増えましたし、より深い話ができるようになって、楽しさややりがいを感じながら仕事が続けられています。患者さんから「ありがとう」の声をいただいたときは一番うれしいです。人から感謝されている実感が得づらい仕事もあるなか、ダイレクトに感謝の言葉をいただけるのは大変励みになりますね。

訪問の強みを活かしたより親密なケア

外来で診療を行う病院とは違い、訪問診療では患者さんの帰宅後のケアを担うので、どうすれば苦痛を和らげてあげられるのかを常に考えています。ご家族の方は、患者さんの姿に気持ちがついていかないといった悩みを持つ方も少なくありません。診療でご自宅を訪問した際、ご家族から私に、ご本人には伝えにくいお話のご相談をいただくこともあります。患者さんだけでなく、そのご家族ともより密接な関係が築ける訪問診療の医師だからこそ、不安をどう和らげていくか、どのように現状を受け入れていただくのかを日々考え、最善を尽くせるよう努力しています。

Great workplace
 environment for
  your private life.
日常も大切にする働き方が可能になった

オンのときは目の前の仕事に集中し、オフのときはゆっくり休めるのが現在の働き方のいいところです。病院勤務時代は救急で運ばれてくる患者さんの対応や、オンコールで夜中に呼ばれることもあり、プライベートを犠牲にする場面も数多くありました。現在は基本的にオンコールがなく、「残業をして当たり前」といった雰囲気もありません。日中に対応しきれなかった仕事は当直の先生に引き継ぎができるよう、個人に依存しすぎない勤務形態がいいところです。私はこちらへ入職するタイミングで結婚し2人の子どもを授かったこともあり、現在は有給休暇を希望する日にいつでも取得できることが、職場環境として大変ありがたいですね。

林さんへのQ&A

Q1
1日の訪問件数は
個人宅の場合、多くても十数軒です。施設を回るときは20人ほどの患者さんをまとめて診察するケースもあります。
Q2
働きやすい制度は?
育休を取得できたのは良かったです。第一子のときは1ヶ月、第二子のときは2ヶ月間の育休を取らせてもらいました。
Q3
休日の過ごし方は?
子どもと遊ぶことが多いです。茨城は山も海もある自然豊かな土地なので、とても気に入っています。

1日のスケジュール

8:30 全体ミーティング
9:00 訪問診療へ
12:00 本部へ戻り、昼休憩
13:30 再び訪問診療へ
18:00 本部へ戻り、退勤
Entry
てあての力を信じ、

一緒に働いてみませんか?