医療ドラマのかっこいいセリフを紹介!医療職を目指す人も急増

医療ドラマや医療小説など、医療を題材にしたストーリーは多く存在します。医療はイケメン俳優が抜擢されることもあり、ドラマ化だけではなく映画化などへ発展することもしばしばあります。そんな中、医療ドラマは緊迫したシーンが多いためかっこいい演出となることも多いです。そこで今回は医療を題材としたドラマや映画を紹介していこうと思います。

●王道医療ドラマ

まずは王道医療ドラマの調査から行いました。人気を集めているのはコードブルー、ドクターX、JIN、救命病棟24時ではないでしょうか。他にも医龍やドクターコトーなども人気を集めています。今回はそんな王道医療ドラマの中からかっこいいセリフやシーンを紹介したいと思います。

▲コードブルー

「私たちは一歩前に踏み出したい。ダメな自分と一緒に。」

この言葉は新垣結衣演じる白石恵医師が比嘉愛未演じる看護師の冴島はるかへ言ったセリフです。白石が脳腫瘍のある患者へ、記憶障害が残るが腫瘍を完全に切除するか、記憶障害は残らないが腫瘍を取り残す可能性がある治療のどちらか選ぶよう迫ったとき、冴島が「目はもっと温かみがあったが変わってしまった」と言います。そのときに出たセリフでした。

「自分探しで見つかるのは、大抵は嫌になるようなみじめな自分。が、そんな自分と向き合って愕然として立ち止まるか、一歩進むかもまた自分次第だ。向いている方向が前なのか、それすらも確かではないけれど、私たちは一歩前に踏み出したい。ダメな自分と一緒に」。コードブルーは放映後、ドラマの医師を目指して医学部進学をした人も多く、話題性や影響力があるドラマです。

「ここで患者を救うのか。決めるのはお前だ」

山下智久演じる、藍沢耕作が新人医師へ指導するときに言うセリフです。病院へ戻ってから嘆くのか、今ここで患者を救うのか。決めるのはお前らだ。という痺れるセリフでした。

▲ドクターX

「医者からしたら患者は大勢の中の1人かもしれないけど、患者からしたら医者はあんた1人」

米倉涼子演じる、大門未知子の患者と向き合う姿勢が垣間見れた一言です。医療従事者は患者一人一人としっかり向き合わなければいけないと諭される一言でした。

「医者の勝ち負けなんてどうでもいいんだって。患者が勝たなきゃ意味ないじゃん」

これも患者との接し方を諭される一言です。医師は大なり小なり、それぞれにプライドを持ち仕事をしていますが、そこの勝負はどうでも良くて患者へ還元することが大切という意味です。

▲JIN〜仁〜

「神様は乗り越えられる試練しか与えない」

この言葉は事あるごとにドラマ内に出てきます。しかし、どうでしょう。聞くともう少しだけ頑張ろうと思えませんか?今自分に降りかかっている災難やトラブル全て乗り越えられるから神様が与えてくれていると解釈できます。

「泣いても一生、笑うても一生、ならば今生、泣くまいぞ」

末期の梅毒患者へペニシリンを作り、投与するも改善が見られず死が迫ります。そんな中、南方仁が患者へ「こんなときくらい、自分を罵倒してくれて構わない」と言い、それに対する返事がこの名言です。病気で苦しんでいる人や何か辛い壁とぶち当たっている人に聞いて欲しいです。

「助けられる命を見過ごしては、私が死んでも死に切れません。それが医者の心意気です」

医師とはこうあるべきだという姿勢を見た瞬間です。助けられる命があるかぎり、医療従事者は向き合い続けなければいけないと再確認させられた一言でした。

▲救命病棟24時

「自分の患者をいい加減に診るやつに人のことを批判する資格はない」

「俺たちは何のために医者になったんだ?何のために医者をやってるんだ?医局長は俺に言った。『人の命を救う現場には、物欲も、たくらみも、嫉妬もない。患者を助けたい、ただそれだけだ。』俺たちにとって一番怖いのは、患者の信頼を失うことじゃないのか?俺たちが患者を生かしているんじゃない。患者が俺たちを生かしてくれてるんだ!その事を忘れたら、もうここは医局長の作った救命救急じゃない」 「30分しかないんじゃない。30分もある。それが救命医療だろ」

▲ドクターコトー

「僕は、死亡診断書を書くためにこの島に来たわけじゃありません」

「僕らは、病気を診るんじゃない 人を診るんです」

「ここは学校じゃあありません・・・同じ病気の患者さんが10人いたら、10通りの治療法を考えなければ・・・」

●かっこいい言葉の裏には医学の問題もある

医療系ドラマの中でもとりわけ、医師が主役となるドラマはかっこいいセリフが多い傾向があります。それは医師という職業に対するハードルを上げる意味があります。現在、医師数が足りているとは言い難く、地域によっては医師確保困難なところもあるのです。他にも救急医療をする医師がいない地域もあります。僻地医療や救急医療など地域医療の火を消さないよう、それらがカッコよくなるドラマが作られているのではないでしょうか。

▲医師数の偏移

昭和57年から、平成30年までの医師数の変動を見ていきます。平成30年12月31日現在で全国に医師は327,210人います。人口10万人対比では昭和57年に15万人強であったのが、平成30年では27万人程度まで増えています。

厚生労働省は令和2年10月9日に第一回医療政策研修会第一回地域医療構想アドバイザー会議の資料として「令和4年度以降の医学部定員と地域枠について」と言う資料を公開しました。

まず、現存する地域枠の概要から紹介しています。地域枠とは、卒業後に特定の地域や診療科で診療を行うことを条件として選抜枠のことです。都道府県が学生へ奨学金を貸与していることもあり、その場合一定期間その地域で従事することで返還免除となるのです。圏内の特定地域で診療義務をつけることから、都道府県内の二次医療圏間の地域偏在を調整する役割があります。他にも特定の診療科での診療を義務付けることで、診療科間の偏在を調整しています。令和2年現在で地域枠は1679人となっています。

地域枠は金銭的な理由で医学部進学を諦める人へ大きな手助けとなっているだけでなく、医師不足を解決する一手になりうるのです。他にも医学部では、臨時定員増をここ数年行っています。平成18年8月31日に合意された、地域医療に関する関係省庁連絡会議決定事項における「新医師確保総合対策」の中で、深刻な医師不足と認められる10県で暫定的な増員が認められました。

その後、平成19年5月31日に政府与党で決定された緊急医師確保対策として、平成21年〜29年度まで、医師確保が必要な地域や診療科へ医師を確保・配置するために各都道府県ごとに5名まで暫定的な増員を認めたのです。

平成30年と令和元年には経済財政運営と改革の基本方針を発表して、医学部定員については定期的に医師需要統計を行い、医学部定員の増員へ向け、医師要請数の方針について検討するとしています。

ここまで医師数を増やすと弊害があるのも事実です。現在、医学部の入学定員は過去最大規模まで増員しています。医学部定員に占める地域枠等の数・割合も増加しているのです。歯学部は昭和に歯科医師数を増やそうと私立の乱立により、歯科医師過剰問題となっています。今後、医師も過剰問題とならないよう厚生労働省を含め関係省庁には適切な配置検討を願うばかりです。

近年は、入院しながら治療することが難しくなってきています。
そこで私たちは、住み慣れたお住いに、24時間365日いつでも、どこでも、誰にでも医療をお届けするサービスを提供しております。もちろん緊急事態にも24時間体制で医師と看護師が対応いたします。好きな地元でゆっくり落ち着いて、お一人お一人その人らしく療養できるよう、患者様やご家族様に寄り添った医療を提供いたします。地域を愛し地域に根付き地域に愛される強い信念でお手伝いさせていただきますので、最期までお付き合いさせてください。

メドアグリケアからのメッセージ